ESUJ Lecture(英語による講演)
Are Japan and Italy birds of a feather?
Lecture by 英 正道 日本英語交流連盟会長・元イタリア大使
2月14日(木)東京YMCAホールにおいて、英会長による英語のレクチャーが行われました。(財)日本国際連合協会と(財)東京YMCAは「国際フォーラム」を定期的に開催しており、今回はESUJとの共催となりました。"Birds
of a feather flock together"(「類は友を呼ぶ」)という諺がありますが、果たして日本とイタリアは同種なのでしょうか?
イタリアは欧州諸国の中では"riddle"(謎)と見られる傾向があり、日本はとかく世界から"inscrutable"(不可解)といわれがちであることも面白い共通点ですが、4年間イタリア大使として赴任された経験から、英会長は、両国はその翼の色や飛び方は異なりながらも共有するところも多く、「同種と思う」とお話になられました。
今や日本人のイタリア好きは定着しつつあり、常時1万人の日本人観光客がイタリアに滞在しているといわれ、また日本の街にはイタリアンレストランが溢れています。この傾向は特に1990年代に顕著になりましたが、その背景には日本人の意識の変化があり、経済成長だけでなく、「人生を楽しもう」というイタリアンな考え方が日本の、特に女性に受入られたからと思われます。日本とイタリアに共通していることとして、英会長は@Artisanship(職人技)A
Aesthetic sense(美意識)B Epicurism(美食主義)をあげられました。また社会現象を見ても、内閣がしょっちゅう交代する、連立政府である、構造汚職がおこっている、少子化など意外な点が共通しています。歴史的にも似たような境遇に遭遇してきました。またなぜこの2国が似ているのかという点について、気候の観点から、人間は15.5度〜18.2度の気温が働くのによい環境であるという説を紹介され、日本とイタリアの気候がとても似ていることに要因があるのではないかという興味深い分析も披露されました。勿論、両国の顕著な相違点としては、日本人はとかく政府(お上)を仰ぎたがるのに対し、イタリア人は個を尊重し、独立心が旺盛であること、イタリア人は変化を恐れないなどの点もあげられます。最後に、英会長は感性豊かな両国民が連携しあって、世界中の人々に人間味溢れる暖かい生活をもたらしてほしいという夢を語られて講演を結ばれました。
この後のQ&Aセッションでは、日伊の教育事情比較、イタリアのコンピューター事情について、イタリアは日本が国連の安全保障理事会における常任国入りについてどう思っているのか、(日本人と同様)英語が苦手なイタリア人とうまくコミュニケーションするコツは?など活発な質疑応答が行われました。
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