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ESUJ Lecture (英語による講演)
Ambassador's Lecture Series第5弾!
大好評の大使講演会第5弾は、陳健・中国大使、ナウリ・ヨルダン大使、ハンナシ・チュニジア大使、シグフースソン・アイスランド大使に続き、バドル・エジプト大使にお願いいたしました。
悠久のエジプト
Lecture by ヒシャム モハメド モスタファ バドル駐日エジプト大使
大好評の大使講演会第5夜は2月24日(火)日本記者クラブでモハメッド モスタファ バドル大使をお迎えし、定員60人の会場が満員となりました。実は沢山の方のお申し込みをお断りせざるを得ない状況で多くの会員の方にご迷惑をおかけ致しましたことをお詫びいたします。エジプトの5000年の歴史(実は7000年だそうです)を数十分で話してくれというESUJの要求は無理難題であるという冗句から講演は始まりました。まずエジプトの地理的な位置がアフリカ大陸、ヨーローッパ大陸、アジア大陸の接点にあるため大昔から現在に至る世界の歴史の流れの中で常に重要な立場にあったこと、エジプトにとってナイル川は絶対的な要素であることが強調されました。ナイル川の洪水と旱魃の繰り返しが世界初のカレンダーの作成を生み、太陽が昇り、また沈んでいくことの観察からエジプト独特の死生観、つまり人間は死んでも再び甦るという哲学が生まれ、このことを認識しない限りピラミッドをはじめとするあの巨大な遺跡群は到底理解出来ないこと、BC3000年頃のファラオの時代にパピルスから紙を作ったために歴史が記録されたこと、BC1500年頃のエジプト帝国最盛期には沢山の寺院や巨大な軍隊が作られ、教育もいきわたり、医学も大進歩して脳の外科手術まで行われたこと、その後ギリシャ時代アレクサンダー大王の時代、ローマ時代からキリスト教文明へと推移する時代もエジプトは強い経済力を維持したこと、そしてイスラム教が出現し、オスマントルコの勃興を経て近代現代へと悠久の時の流れの中でのエジプトの姿をバドル大使は見事に活写されました。現在のエジプトはイラク問題、イスラエル・パレスチナ問題の枢要な関係国として国際政治外交の場で活躍中であり、テロの撲滅のためにはその根本原因であるイスラエル・パレスチナ問題の解決こそが必要であると説明されました。その後のQ&Aでは、公務のため早退された大使に代わって、エルサデック参事官とクレオパトラの再来を髣髴させるバドル大使夫人がエジプトの経済問題、女性の社会参画、教育問題などの興味深い話題に対して、熱心に説明くださいました。エジプト大使館の皆様、どうもありがとうございました。
講師ご紹介 ヒシャム モハメド モスタファ バドル駐日エジプト特命全権大使
カイロ・アメリカン大学・オックスフォード大学院卒。 外務省情報調査局、在日大使館二等書記官、在米大使館参事官、アラブ連盟事務総長室長などを歴任の後、2003年10月より駐日エジプト特命全権大使。カイロ・アメリカン大学政治学教授も兼任。
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