英国ESUの会長であり、ESUJも加盟しているESU国際評議会の会長でもあるワトソン卿(The Lord Watson of Richmond
CBE)が4月11-15日迄来日されました。韓国ESU設立行事に出席される途次、日本に立ち寄られたもので35年ぶり2度目の訪日となりました。ワトソン卿はケンブリッジ卒、BBCをはじめとするメディアや広告業界のほか学術、政治の分野でも活躍されている貴族院議員です。英会長はじめESUJの関係者があたたかく歓迎しました。イースターサンデーに到着されたので早速イグナチオ教会のミサに参列。東京では東京国立博物館、新宿御苑、明治神宮、浅草、国会などを見学され、京都日帰り観光も楽しまれて大満足でソウルへ向かわれました。13日午前中にはESUJの小さなオフィスも訪問され、当連盟の活発な活動にすっかり感心しておられました。特にホームページやJITOW(Japan
in Their Own Words)を絶賛され、各国ESU(53ヶ国)がJITOWと同様な方式を導入し、ESU加盟各国による自国語と英語でその国の特性を生かした意見発信を行うネットワーク構想も抱かれました。宿舎の帝国ホテルの部屋のトイレにあまりにも多くの電子的仕掛けがあってどうしたらよいかわからずフロントに電話して説明にきてもらったなどという愉快なエピソードもありました!
<特別講演会"Asian Dimension of English">
4月13日(火)17:30より慶應義塾大学三田キャンパス北館ホールにてワトソン卿を講師にお迎えし、当連盟と慶應義塾大学外国語教育研究センター、同国際センターの共催による特別講演会が開催されました。ESUJ会員をはじめ一般、学生の方々をも含め100名以上の皆様が集まる盛況でした。
ワトソン卿は国家の地理的な広さや狭さと国の利益の大小は相関しないというナポレオンの言葉を引用、新鮮な眼で世界全体を眺めて国益を考える必要性、そして色々な国の立場を理解するための言語というコミュニケーションの道具についての考察となりました。欧州における共通語が仏語優勢から英語に移行していった過程、インドやシンガポール等アジアの国を例として一つの国の中に沢山の言語がある場合の共通語としての英語の効用、またサー・ウィルソンチャーチル(嘗てESU会長も務めた時期あり)が捉えた英語と3つの輪(大英帝国・欧州大陸・大西洋)の関係など、数々のユーモアと具体例を豊富にもりこみジョンブル魂の汪溢した極めて興味深いお話となりました。そして、何よりもBBC出身の美声とQueenユs
Englishに魅了されました。
講演の後、活発なQ&Aがあり、続いてホールに隣接したファカルティ‐クラブでワトソン卿を囲んだ懇親カクテルパーティーも開かれ楽しいひと時を過ごしました。