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NEWSLETTER N0. 68
December 2004

Lecture: 日本の伝統音楽への招待

今年の掉尾を飾る英語の講演会は放送大学教授 徳丸吉彦氏を講師にお迎えし、演奏に生田流筝曲の米川裕枝先生をお願いして10月26日(火)に内幸町の日本記者クラブで開催されました。秋雨の中、43人の会員や留学生等が参集し盛況でした。
  徳丸先生はまず邦楽の歴史を概観されました。6世紀頃アジア大陸から入ってきた音楽が8世紀には早くも雅楽寮(歌舞のつかさ)ができ356人の学生がいた、人口比で現在に換算すると7000人の音大生がいたことになります。口伝と楽譜の混用による伝承の歴史を経て江戸時代に入って様々な音楽分野が完成していきます。ところが明治維新とともに西洋音楽に傾斜され学校教育も洋楽ばかり。最近やっと見直されてきて現在の小学校では邦楽の勉強も義務付けられるようになりました。邦楽の4つの主要楽器は琴、三味線、胡弓(中国の楽器ではありません)、尺八ですが、特に筝を中心に、米川先生の色々な例題の部分的演奏を含めてその特徴をお話くださいました。主として劇場音楽である三味線と異なり、筝は室内楽であり、江戸時代は筝の先生は盲目の男性に限定されていてその最高位は検校でした。近世筝曲の祖といわれる八橋検校作曲の“みだれりんぜつ“の全曲が演奏されました。その後の西洋音楽の導入に合わせて、筝も音域を広げ、また現代における発展ぶりも解説いただきました。19世紀の吉沢検校の代表作の一つ“千鳥の曲”全曲が奏でられたあと最後に1997年に間宮芳生が作曲した“あずまから”の一部が演奏されました。今まで何となく親しんできた邦楽が理論的に分析され見事な演奏と相俟って目から鱗が落ちるような充実した一夜となりました。


「浜口陽三の世界」を探る 〜美術館巡り第2弾〜

11月6日、日本橋蛎殻町にある「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」を訪問し、当初の定員を超過し32名が参加して大盛況でした。浜口氏はカラーメゾチントという独特の銅版画技法を開拓した世界的な版画家です。喧騒の下界から一歩こじんまりとした館内に足を踏み入れると、そこには黒の基調に浮かび上がる繊細で静謐な作品の数々が並び、まさに浜口陽三の独特の世界を堪能できる空間が広がっていました。氏の代表的作品である「パリの屋根」も今回特別に鑑賞させていただきました。また学芸員の高橋さんの懇切丁寧な解説を特別活動委員の小野寺さんが英語通訳し、外国人参加者の皆さんも熱心に聞き入りました。作品鑑賞後のアフタヌーン・ティ、歓談は尽きませんでした。帰途、吉田委員の案内で「甘酒横丁」も散策でき、実り多い秋のOutingとなりました。


Luncheon:人道的視点から見た国際情勢 近衞忠輝氏

賛助会員等の皆様を対象とした卓話昼食会も第7回目を迎え、今回は日本赤十字社副社長の近衞忠輝氏を講師にお迎えし、11月10日(水)アークヒルズクラブに於いて開催され会場は満員になりました。
ベルリンの壁が崩れ、東西冷戦が終結してから15年もたちますが、現在の世界情勢は改善されているのでしょうか。平和の配当は皆に配られたのでしょうか。先進国と途上国の貧富の格差は拡大するばかりで世界各地に紛争が続出し、自然災害も加わって地球上の難民は3億人を数え、毎年1000万人づつ増えています。東側体制の崩壊とともに途上国における医療システムも崩壊し、従来からの病気に加え新に発生している30種の感染症に対策はありません。その他、エイズ問題、先進国の少子高齢化をよそに増長する世界人口爆発、食糧危機、水飢饉…唯一の救いは現状をはっきり認識したNPOやNGOが世界的に急速に増加しつつあることです。近衞氏のお話は日本人の援助はややもすると人道的援助(敵側でも困っていれば助ける)より人情的援助(仲間を救う)となる傾向がある等、極めて示唆に富むお話で世界が直面するこの重大問題を改めて強く認識しました。
卓話昼食会は来年も素晴らしい講師陣をお迎えして発展させていく予定です。皆様どうぞ賛助会員としてこの会にご参加下さい。


English Club
 
11月16日(火)、お休み中の村松先生にかわって、井上敏之先生第2弾となるEnglish Clubが日経本社で開催されました。まず若林MCによるChristmas Partyのための歌の練習でウォーミングアップ。そして今回のテーマは メHow to Lead Productive Business Meetingsモ〜会議の進め方〜。まず、いくつかのキーポイントを教えていただいた上でアメリカのトーストマスターズ製作のビデオをみました。会議を進めるにあたって、最初に一番重要なのはその目的を明確にすることです。目的にはinformation-giving, Information-taking, Problem Solvingなどのパターンがあり、早速2人一組でpractice! 隣の人と初対面同士でも臆することなく皆さん夢中で司会進行役を演じ合い、お互いに評価(evaluation)し合いました。あっという間の時間でしたが、井上先生の“参加型・実践型”講義はとてもためになると好評でした。
 次回は1月18日(火)18:30-20:30 日経本社11階B会議室です。テーマは“How to prepare the speechモ。


今後の活動 ご案内

12月21日(火)ESUJ Christmas Party ぜひご一緒に!
18:30-20:30 @外国特派員協会
1月18日(火) English Club
1月25日(火) ESUJ Lecture「英語でHaiiku」
  18:30-20:00 @霞会館


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