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NEWSLETTER N0. 91
December 2006

『今日のポーランド』マルチン リビツキ大使

10月27日(金)6時30分より恒例の大使講演会シリーズ第11回、ポーランド大使による講演会が内幸町のプレスセンターで開催されました。政界、外交界、学界等広い分野で活躍中のリビツキ博士はまずポーランドの地勢的特長からお話をはじめられました。欧州大陸の中央に位置しているポーランドは、防壁となるような高い山もなく昔から色々なパワーに攻め込まれた。モンゴルやロシアやナポレオンやドイツが皆この地で戦った。時にはポーランド人抜きで戦いが行われた。複雑で悲劇的な歴史をポーランドは持っている。現在は独立国として平和を満喫しているが、平和の有難さをつくづく感じる。大統領と首相が双子の兄弟という珍しい政治体制となっているが、これは大統領が国民の選挙で選ばれ与党の党首である弟が規則により首相になっているわけで二人ともインテリの法律家だから国民の支持を得ている。日本だって祖父と孫が首相になったりするではないかとの大使のコメントでした。

ポーランドといえば寒いというのが定説ですが、夏はローマより暑いこともあります。もう一つの定説のポーランド人は大酒呑みというのは誤解です。一人当たりアルコール消費量の統計ではポーランドは世界18位だそうです。もっともこの誤解には出典があって、ナポレオンがロシアを攻めて冬将軍のために散々な目にあっていた時、「ポーランド人のように酒を呑め」といった。フランスの兵士は酒を飲むと酔っ払って寝てしまう、ところがポーランドの兵士は酒を飲むと猛烈に勇猛果敢になるからだそうです。ポーランド人が熱狂的な愛国者だという定説はある程度然りで、ショパンの愛国的な曲をきけばわかる、今世紀に入り、EUに加盟するために多くの経済的条件をクリアーせねばならず思い切った大改革を行い、それがゆっくり功を奏しつつある、一方、EU加盟後、人の移動が自由になったため多くのポーランド人が英国等へ移住してしまった、移住の自由は若い人の教育等のためには大変好ましいが、国の活力という観点からはいささか問題が残るとのことでした。

現在ではトヨタやいすゞ等の自動車工場や東芝、シャープ等のIT産業も入ってきて日系企業は合計130社程度になっている由です。日系企業はマネージメントが極めて優れていて効率がよく、学ぶべき点が多いとのご指摘でした。

日本とポーランドの関係はそれ程古くないが、16世紀にバチカンにきた日本の使節団に面談したビショップがポーランド人だった。その時(1585年)日本の代表が墨痕鮮やかに書いた書が最近発見されて話題になっているとのエピソードも披露されました。ポーランド航空のチャーター便が運航されるので是非ポーランドに来て実際に見て欲しいとの結語になりました。Q&Aも航空問題からユーロ、ワレサ元大統領、スシ談義まで、沢山の話題で盛り上がりました。

 

ESUJ卓話昼食会

11月14日(火)アークヒルズクラブに於いて久しぶりの卓話昼食会が開かれました。今回は初めての女性講師をお迎えして「幕末を駆け抜けた男−土方歳三−」という演題です。講師の土方麻美さんはお名前から察せられるとおり土方家の子孫。生涯独身であった歳三は土方家の三男坊で家督をついだ次男の流れが麻美さんです。1835年に多摩の日野で誕生、同年生まれには会津の殿様松平容保や阪本竜馬などがいます。多摩地区の郷土の二・三男坊が集まり近藤勇を局長、土方歳三を副局長として浪士隊から新選組となって幕末の動乱期に京都で大活躍したお話は皆様もご存知のとおりです。1867年の大政奉還で時代がかわり、近藤勇は千葉の流山で斬首、歳三は宇都宮、会津、仙台と転戦して榎本武揚と函館までいき蝦夷共和国建国を夢見つつ旧幕府軍の指揮者として馬上で戦死を遂げます。35才。爽やかに戦い抜いて逝った歳三の魅力を講師は@人間味 A初志貫徹の強い意志 Bロマンチストの3つのキーワードで説明されました。京都の芸子にもててラブレターをもらった話や豊玉という俳号で俳句を数多く残した秘話なども紹介されました。後半は新選組と阪本竜馬の海援隊の比較を現在の株式会社になぞらえて解説、さすがバンカーらしい極めて新鮮な分析でした。幕末の悲劇と浪漫を満喫した卓話会となりました。

 

English Club

月例活動のEnglish Club。11月21日(火)に日本記者クラブにて開催しました。会員による2分間スピーチは、医大6年生の大野真紀さんが医療のコミュニケーションについて、藤本優子さんが”Smile”の効用についてお話くださいました。今回のゲストスピーカーは日本航空に35年のベテラン広報マン、ジェフリーテューダーさん。世界の航空航路のBusiest cities pairsのトップ10のうち4つが羽田originの国内線(第1位は羽田ー札幌)である、というご紹介に始まり、とくにここ10年の航空業界をとりまく環境の激変振りなど専門家の見地からわかりやすいお話をしていただき、60席満席の皆様からも好評でした。12月はChristmas Partyとなりますのでお休みです。次回は1月16日(火)18:30-20:30 日本記者クラブ。ゲストスピーカーには日本で文化財保護についての研究をされているDr. Magdi Elsayed Khalilをお迎えします。"Arabic and Islamic Culture"

ESUJ Christmas Party! Tuesday December 19

18:30-20:30 外国特派員協会(有楽町 電気ビル)
会費:7000円(学生3000円)ビュッフェスタイル
恒例人気年末行事!皆様のご参加をお待ちしております。
12月12日(火)までのお申込にご協力をお願いいたします!!


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