今ESUJができること

地震発生からまもなく2週間。改めて被害を受けられた方々に心からお見舞い申し上げますとともに皆さまの安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
ESUJの各種プログラムも状況に鑑みて相次いで中止とさせていただきました。ご理解とご協力に感謝いたします。
今般の東北地方太平洋沖地震並びに福島原発の状況に関しては連日世界でもトップ扱いで報道され、米国ABC NewsのアンカーウーマンDiane Sawyer氏をはじめ英国BBC特派員なども被災地入りして惨事を伝えるとともに、目下は原発事故の行方、野菜・水などの放射線影響など一部には加熱気味と思われるほど依然として高い関心をもって注目されています。
このような状況下で、今ESUJができること、すべきことはJITOW『日本からの意見』の発信であるとの使命感を今まで以上に痛感して取り組んでいます。海外から「情報が公開されない」との不満の声がでるのは、この有事においてはやはり言語の壁が障害となっているところもあるのではないでしょうか。TwitterやSNSなどの各コミュニティ内では個人でも英語で発信する人、まだできる環境が生まれていますが、日本人からの英語による発言、レポートは確かに少ないのが現状かと思います。
日本で今起きていること、日本人が感じていることを日本の目線で世界に伝えるべき!という熱い思いに動かされている方々が震災後、JITOWの場で次々に発言くださっています。
英名誉会長は欧州連合(EU)におけるエネルギー担当委員の福島第一原発に関する発言が報道されると直ちに抗議の公開書簡を在日EU代表部へ出状されました。これに対し、駐日EU大使より直ちに弁明の返信も寄せられました。沼田副会長はBBCのインタビューに出演され今日本にあふれている共同体精神、日本の底力についてメッセージを発信されました。
震災に関して、現在急ピッチで6本のボランティアによる寄稿を掲載しています。ぜひご一読いただき、また特に海外の方々にもご紹介いただけたら幸いです。

『日本からの意見』(日本語)  http://www.esuj.gr.jp/jitow/jp/
“Japan In Their Own Words” (English) http://www.esuj.gr.jp/jitow/eng/

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