読書の秋?Roudoku Club Vol.17

9月14日(水)夏休みを挟んで2ヶ月ぶりにRoudoku Club(ESUJ会員のための月例プログラム)を開催し初参加者を含む16名が出席くださいました。
9月・10月で読むのは太宰治の『桜桃』です。日本文学に造詣の深いRoger Pulversさんの翻訳で勉強します(英題は”Cherries” …まさに桜桃(さくらんぼ)ですね)。ガイド役はもうすっかりお馴染みのSusan Millingtonさん。

「私は山に向かって目を上げる」・・・聖書の詩篇121、神に助けを仰ぐ詩の書き出しから始まり、子どもより親が大事、親も弱いものである・・・という太宰自身のもがきを表したような深い内容の作品です。
因みに太宰治の命日(6月19日)は『桜桃忌』と名づけられていますが(だそうで)、それはこの作品が彼の死後の直前に書かれたということにも由来しているのです。
…と、おかげさまでにわか勉強しました。

Roudoku Clubで取り上げる作品はNHKワールドの英語アナウンサー、青谷優子さんがラジオ番組”Listening Library”(残念ながら既に終了)で取り上げられた作品に基づいていますが、英語のみならず毎回日本文学についての新たな世界が広がるのも、多分参加者の皆さまの楽しみの1つになっているのではないかと思います。

そして、回を重ねるごとにますます皆様の英語朗読が上達されているのは本当に素晴らしいことで、継続は力なりを実感します!ぜひ皆様にもお勧めしたいです。

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