新春講演会:デイビッド.M.マローン博士

1月23日(木)、ESUJ 新春講演会を日本記者クラブで開催いたしました。

2013年3月より国連大学学長(国連事務次長)を務めていらっしゃる、マローン博士に『「国際開発」とは矛盾を含む概念か?』、”International Development: A Contradiction in Terms?” というテーマでお話をしていただきました。インドや中国など様々な国での経験をもとに、国際開発のモデルの多様性などについて伺いました。

歴史、環境、政治体制、文化など国および地域により大きな違いがあり、マローン博士は、国際開発を考えるうえで大切なことの一つが、欧米モデルではなく、新興国の民衆の必要性、ニーズは何かを明確に読み取ることと仰っていました。そして、開発プロジェクトの方針も量の豊かさよりも、質の向上に重要性に注目しており、これからは歴史家、人類学者、法律家など、多くの分野の専門家の知識と経験を融合することが望ましいと仰っていました。

講演後の質疑応答では、参加者の皆様からの素晴らしいご質問・ご意見により、活発な会となりました。ご参加、ありがとうございました。

なお、当日参加されたMr. John West が、以下のブログで内容をご紹介くださいま
したのでリンクいたします。

Asian Century Institute
http://www.asiancenturyinstitute.com/development/506-david-malone-on-development

 

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