パキスタン大使講演会

10月20日(水)日本記者クラブにおいて、ヌール・ムハマド・ジャドマニ パキスタン大使をお迎えしての大使講演会シリーズを開催しました。
パキスタンというと何を思い浮かべられますか?南アジアのインドの隣国、そのインドとの緊張関係、テロ、洪水、地震、、、日本のメデイアが時折伝えるこうしたニュースに、日本人はこの国に対して勝手にある種の先入観をもってしまっているかもしれません。
古代よりインダス文明が発祥し、アーリア、ペルシャ、そして仏教徒やイスラム教徒など様々な影響を受けてパキスタンは文化的・地理的な多様性を育んできました。しかし近隣との不安定事情、そしてここ10年は国際社会のテロとの戦いの最前線にたたされるなど常に困難な状況にもさらされています。ジャドマニ大使はパキスタンがいかに全力で安全保障への脅威に立ち向かっているのか、経済的・社会的発展、民主的統治をめざし、そしてイスラム国家の中で穏健派の柱として異教徒間の調和を図る努力を続けてきたかを語られました。大使の誠実なお人柄と率直なご講演でQ&Aも活発となり、国際社会がいかにパキスタンを支援しなければならないかを切実に考えるきっかけになりました。
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