英語ディベート

English-Speaking Union (ESU)とディベート

第二次世界大戦後、英国のESUはオックスフォードとケンブリッジの大学生をそれまでアカデミックディベートが主であったアメリカ合衆国に派遣し、パーラメンタリー(英国議会方式)ディベートの普及に貢献してきました。ESUはパブリックスピーチとディベートの大会運営、メンターの海外派遣、ワークショップの開催などを通して広くディベートの重要性を伝えてきました。今日ではパーラメンタリーディベートは世界中の高校や大学で行われるようになり、多くの人々がディベートを通じてグローバル社会で必要なコミュニケーション能力を身につけています。

 

ディベートとは

ディベートは大きく分けて「アカデミックディベート」と「パーラメンタリーディベート」の二つのスタイルがあります。「アカデミックディベート」は論題が半年から1年前に発表され、ディベーターは入念に準備をします。専門知識、データ、統計などの事実と証拠(エビデンス)資料を用いて綿密な立論と議論を行います。

「パーラメンタリーディベート」は準備時間が短く、試合では論題がディベート開始の20-30分前に発表されることから「即興型」のディベートとも言われています。ディベーターは自分の知識、教養、常識を活用し、短時間で論点や立論の準備をして討論に臨みます。幅広い知識と教養そして明快な立論が求められます。

 

パーラメンタリーディベートとは

パーラメンタリーディベートは一種のパブリックコミュニケーションです。英国の議会を模した「一般的な知識と価値観を持つ聴衆を説得する」討論ゲームです。英語のコミュニケーション能力のみならず、論理的で柔軟な思考力、即興性、課題発見力、問題解決力などグローバル人材に求められる能力を育む訓練と言えます。人をいかに説得するかが勝負で、単に知識を伝えるだけでは不十分であり、聞き手が納得するわかりやすい明快な表現や説明が求められます。争点や討論の内容を整理し、反駁し、聴衆の意識を惹きつける話し方とユーモアのセンスも重視されます。大勢の前で英語を駆使して聴衆を説得することは大変なことですが、そこが醍醐味でもあります。また、直前に与えられた論題に対していかに柔軟に取り組み、議論を組み立てていくかという点もパーラメンタリーディベートならではの魅力です。(パーラメンタリーディベートのスタイルとルール
 
 
 

スピーチ、ディスカッション、ディベート



(図1)スピーチ、(図2)ディスカッション
(図3、図4:Why parliamentary debate?参照)
 総合的コミュニケーション能力を身につける手段として最も有効な即興型のパーラメンタリー・ディベート(英国議会方式)。



 
 






Parliamentary Debate (Impromptu Debate)






Why parliamentary debate ?
次の要素を全て含む説得の技法

・Speaking skills
自分の意見を正確にかつ具体的に、わかり易く述べる訓練。

・Listening skills
相手の話を正確に聞き取り、理解する訓練。

・Reading skills
正確な判断力を付けるための幅広い知識や教養(Broad-based knowledge)。

・Writing skills
発表、発言の準備のための記述、メモの取り方の訓練。

・Logical,critical Thinking skills
論理的思考力、システマチックな意思決定力、問題発見・解決能力の向上などの訓練。

・Presentation skills
ユーモア、アイコンタクト、ボディランゲージ。
 
 

ESUJとパーラメンタリー・ディベート

世界の共通語である英語を使い自らの意思を効果的に表現する。第三者に対し、自分の理念と見解を説得する。ESUJは、これらの能力を養うパーラメンタリーディベートの普及活動を行っています。

毎年10月にはESUJ大学対抗ディベート大会(2016年は第19回大会)を開催し、審査員として英国のトップディベーターを日本に招聘しています。来日した英国のディベーターは毎年日本各地でディベートの実演やワークショップを行っています。また、ESUJは日本の社会人を対象としたディベート大会、ディベートクラブ、講師派遣や企業研修も行っています。詳しくは各ページをご参照ください。

学生ディベート大会
社会人ディベート大会
社会人ディベートクラブ
講師派遣
企業研修

 

パーラメンタリーディベートのルール

2016年大学対抗英語ディベート大会ハンドブックをご参照ください。

 
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